
METALBASTARD Mako
【ZV-1 別視点】ライブ撮影が可能か? iPhone11 と HDR-MV1との比較検証 立川BABELで比較撮影(撮影距離8m)立川BABEL 店長インタビュー付
更新日:2020年7月14日
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立川BABEL に行ってきた
2020年7月1日(水曜日)
立川BABELでZV-1の比較調査のデータ採取に行ってきた
WildSide Tokyoで十分では?!
との意見も聞こえてきそうなのだが💦
フロアの広さなどが違うライブハウスで同じテストをすることで
データの信頼度が上がることや
WildSide Tokyoと同じお世話になっている立川BABELの宣伝にも
なればと思い比較調査のためにやってきた!!
他のライブハウスでもしたいのだが・・・
さて、店長の星野さんからも快い返事がもらえて実現したわけだが
立川BABELは、この1年ですごくお世話になっているライブハウス
WildSide Tokyoの時みたいに緊張感はないのだが
2回目もありもっとうまくデータ採取ができればと思っている
15時ちょっと過ぎて到着
裏口から入ろうかとしたら
鍵が・・・💦
かかってる💦
「今日はお休みなのかな?💦」
と思いLINEで連絡取り合ってたので確認!!
そしたら
「着いたら電話ください」
とのこと!!
早速電話連絡して開けてもらって入ることができた!!
撮影準備
だれもいないフロア
広々としてて綺麗にされている
スタッフの方が作業している
店長の星野さんとスタッフさんにご挨拶
僕「今日はありがとうございます。よろしくお願いします」
店長・スタッフ「今日はよろしくお願いします」
机が置いてあったので早速撮影の準備
WildSideと同じセッティング
左:HDR-MV1
中:ZV-1 + ECM-XYST1
右:iPhone11pro MAX
電源確保のためモバイルバッテリー(26800mAh)を使用
ここでも
新宿のヨドバシカメラで買ってきた3台のカメラ(本来は2台の照明)を
設置できる雲台が役に立つ
設置状態は写真のとおり

撮影機材セッティング
BGMは
WildSide Tokyoと同じ
METALBASTARD 1st mini ALBUM
「暗黒軍団の侵攻 - Invasion of Dark troops」
を流してもらった
撮影条件は前回と同じステージ脇のPAモニターから流してもらったのだが
やっぱり各機器の録音状態がバラバラになったため
動画を編集するときに同じレベルになるように調整をしたのはまた秘密www

設定内容は基本デフォルト(WildSideと同じセッティング)
・iPhone11pro Max(4K60fps)
・HDR-MV1(Full HD 1080p)
VZ-1のデフォルト(XAVC HD)から
最高画質(XAVC S 4Kなど)に再設定している
【ZV-1の設定】
・記録方式:XAVC S HD → XAVC S 4K
・記録設定:30p60M → 30p100M
・画像サイズ:ファイン → エクストラファイン
マイクのセッティング
前回ZV-1にECM-XYST1Mをセッティングして撮影したのだけど
凄く良かったので今回も同じ条件のもと使用してみた
ECM-XYST1Mは指向性マイク(単一指向性マイクロフォン)
【単一指向性(マイクロフォン)】
指向特性を図に表すと逆さのハート型を描くことから、心臓を意味するカーディオイドとも呼ばれる。正面に対して感度がよいものをいう。特定の方向以外の音を拾いにくいためハウリングやかぶりに強い。そのため舞台でのスピーチや楽器の拡声などに多く使われる。ユニディレクション。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
難しいけれど、このマイクを簡単にいうと
目的の場所(ベクトル方向)の音声を拾うマイクで
後ろの音を拾いにくく環境音が入りずらい特性を持っている
また、このマイクは純正品ということもあり
接続面で
電源供給・マイク信号伝達が行われ
社外製品のマイクのようにケーブルフリーとなっている
(音量調整が必要な場合はケーブル必須)
さらにステレオ2Wayシステムにより
・ガンマイクのような性能(指向性0度)
・前方面全体の集音の性能(指向性120度)
の特性も持っているのが嬉しい
ZV-1にECM-XYST1Mを装着したときはちょっとダサい感じがあるのだけど
これが凄く良い働きをしてくれる
見た目ではなく実用性で選んだのだけど結果は良かった(前回検証時より)
検証内容
さて立川BABELで検証開始するのだが
WildSideと同じように検証内容を以下にまとめてみよう
まずは撮影距離から
立川BABELのフロアのセンター最前から7m後方から撮影した


高さはフロアより170cmの高さで撮影(WildSideと同じ)
ちょっと高めではあるがカメラマンやミュージシャンの方が撮影する場合を想定して
高すぎず低すぎない高さを想定した(実際はもっと高く撮影している方が多い)
以上のことから撮影条件を以下にまとめる
【撮影条件】
・各機器デフォルト設定
・ZV-1は画質関連の設定を変更(4K30pなど)
・音はライブハウスのPAモニター(ステージ両サイドスピーカ)から出力
・照明は常時点灯
・各機器は同じ場所から同時に撮影
・距離はセンター最前より後方8m
・高さはフロアより170cm
撮影条件を基本に4パターンの検証を行った
検証内容は以下のとおり

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■検証1
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全ての検証のベースとなる検証
【 各機器設定 】
・HDR-MV1(基準)
画角:広角120度
MP4:Full HD 1080p
音質:LPCM 2ch

・iPhone 11pro Max
画角:広角120度(0.5)
MOV:4K60fps
音質:ステレオ


・ZV-1+ ECM-XYST1
画角:広角
MP4:XAVC S 4K(4K30p)
音質:LPCM 2ch
(指向性0度)
======================
■検証2
======================
【 各機器設定 】
・HDR-MV1(基準)
画角:広角120度
MP4:Full HD 1080p
音質:LPCM 2ch
・iPhone 11pro Max
画角:広角120度(0.5)
MOV:4K60fps
音質:ステレオ
・ZV-1+ ECM-XYST1
画角:広角
MP4:XAVC S 4K(4K30p)
音質:LPCM 2ch
(指向性120度)
======================
■検証3
======================
【 各機器設定 】
・HDR-MV1(基準)
画角:広角120度
MP4:Full HD 1080p
音質:LPCM 2ch
・iPhone 11pro Max
画角:広角120度(0.5)
MOV:4K60fps
音質:ステレオ
・ZV-1+ ECM-XYST1
画角:広角
MP4:XAVC S 4K(4K30p)
音質:LPCM 2ch
(オリジナルマイク)
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■検証4
======================
【 各機器設定 】
・iPhone 11pro Max
画角:広角120度(0.5)→
望遠(1.5)
MOV:4K60fps
音質:ステレオ
・ZV-1+ ECM-XYST1
画角:広角 → 望遠
(70mm相当)
MP4:XAVC S 4K(4K30p)
音質:LPCM 2ch
(指向性0度)
この設定で画質や音質を検証する
検証の実際の内容について
Youtubeに動画をアップしてますのでご覧ください。
距離8mからの検証結果
検証の結果をまとめてみよう
まずは撮影条件のおさらいから
【撮影条件】
・各機器デフォルト設定
・ZV-1は画質関連の設定を変更(4K30pなど)
・音はライブハウスのPAモニター(ステージ両サイドスピーカ)から出力
・照明は常時点灯
・各機器は同じ場所から同時に撮影
・距離はセンター最前より後方8m
・高さはフロアより170cm
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■検証1
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※今回は画角も確認しようと思うので
映像をすべて画角が見えるように設定
■HDR-MV1(基準)
高音から低音とくに低音が凄く綺麗に集音してくれている
120度X-Yステレオ方式マイクなので
音の中抜けがないから音圧が他の機器に比べあるのだろう
今回はすごく綺麗に集音できていると感じた
画角も120度あるため7mのステージ(距離8m)が
余裕で入るのでステージの全体の撮影には問題ないし
まだ広いライブハウス(例えば渋谷Guiltyなど)も十分だと思う)
ライブ音源はこのカメラも使えると判断できる
カメラの詳細はこちら
■iPhone 11pro Max
今回もクリアな音質で集音できたと思う(左寄り録音ではなかったw)
HDR-MV1とZV-1(指向性0度)に比べ中間くらいの位置で集音されている
また、低音部分はあまり無くHDR-MV1に比べ
音の中抜けが発生していると判断できそうだ!!
ただ映像は相変わらず暗い💦
仕様なので仕方ないと思われる
画角は120度もあるからHDR-MV1と同様に撮影に問題なと判断できる
■ZV-1+ ECM-XYST1
3機種の中で一番クリアな音質であった
低音や音の太さはHDR-MV1があるのは
やっぱり音の中抜けがあると判断できそうだ!!
指向性0度のため中央に音が寄っているが
高音が綺麗に集音できていることで
ギターの刻みが心地よく聴けたと思う
画角は他のに比べ広角の幅が狭いが近くに見えてしまうが
映像みる限り丁度良い感じがする
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■検証2
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■HDR-MV1
検証1と同じ
■iPhone 11pro Max
検証1と同じ
■ZV-1+ ECM-XYST1
検証1と比べ臨場感が大きくなった
指向性120度だと臨場感が出たのだと判断できる
音質はさらにクリアな感じがして
さらにギターの刻みが心地よく聴けたと思う
低音部分はHDR-MV1の方があり中抜けが影響していると思われる
画角は検証1と同じである
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■検証3
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■HDR-MV1
検証1と同じ
■iPhone 11pro Max
検証1と同じ
■ZV-1
オリジナルマイクは三角形の位置で3つ(2ch)で
集音されているため指向性0度と指向性120度の
中間の臨場感がでていると思われる
クリアな音質は ECM-XYST1で録音した音とほぼ変わらないが
低音部分はHDR-MV1の方があり中抜けが影響していると思われる
低音の太さもなくバスドラムの音が・・・
画角は検証1と同じである
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■検証4
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■iPhone 11pro Max
望遠(1.5)までズームしていくと画質が荒くなっていくことが分かった
また、広角(0.5)の時は臨場感があったが、望遠(1.5)に近づけると
音が指向性が働き中央へ絞られることが分かった
【補足】
広角(0.5)から画撮影を開始しズームしていくと
望遠(1.5)までしか拡大しない
標準(1.0)からだと望遠(3.0)まで拡大するのが分かった
音質は検証1と同じ
■ZV-1+ ECM-XYST1(指向性0度)
ズームをしても画質は落ちずスムーズにズームしてくれる
ことも分かった
また、望遠にしても音質は変わらず臨場感もそのままだった ただ、ズーム操作は少しやりずらかった(使い方による)
構造上の問題でもあるが ZV-1でズームをするなら
シューティンググリップ(GP-VPT2BT)を使うと便利
音質は検証1と同じ
まとめ(考察)
ZV-1はライブハウスでの撮影に使用できるのか?!
結論は使用できると判断(WildSideと同じ)